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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第四章その11マイケルの呼吸困難発作

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫

マイケルからの伝言


その11


モンキー・チャウなど聞いたこともなかったが、調教師はついになんとか奇跡を行ない、トレーニングを終えたバブルスは以前のように可愛らしくなり、行儀よくなって帰って来た。


家族の誰かがヘイブンハーストに立ち寄るたび、最初に口に出す言葉はいつも「バブルスはどこ?」であった。



オフ・ザ・ウォール


〈オフ・ザ・ウォール〉の仕事にとりかかっている間、マイケルは呼吸困難の発作に襲われた。「ぼくを医者に連れて行ってくれ、死ぬかもしれない」と彼はあえいだ。


母ははじめ単なる換気亢進(かんきこうしん)だと思ったが、マイケルがしきりに治療を主張したので、大急ぎで病院へ連れて行った。検査の結果、どこもここも正常だった。

(※過換気とは、呼吸が深くかつ速くなること。過換気により血中の二酸化炭素が排出され、血液がアルカリ性になる(呼吸性アルカローシス)。このため、しびれ、けいれん、意識混濁(こんだく)などの神経・筋肉症状を示す)


ただ、マイケルの胸腔(きょうくう)が並はずれて小さいことを医師は発見した。そのために、ときどき肺が圧迫されたのである。


投薬の指示をもらって帰宅したが、マイケルは母が命じなければ薬を飲まなかった。


弟はそんなふうになるまで、その薬を飲んだことが一度もなく、再び呼吸困難を訴えられたあたしたちは、また病院へ連れて行かねばならなかった。


検査の結果、鎮痛剤の効果に対するストレス反応に過ぎないことがわかった。思いだしていただきたいが、マイケルは生涯のうちで麻薬類はおろか、アルコール、カフェインもとったことがなかった。


マイケルは散発的にこれらのストレスによる呼吸の発作に見舞われ、何回も入院した。1990年のエピソードが起きるまでは、それらの入院の事実はいつも極秘にされていた。



0721micheal.jpg


〈オフ・ザ・ウォール〉は1979年夏に発売され、タイトル曲の〈オフ・ザ・ウォール〉と〈シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ(あの娘が消えた)〉は“トップ10”に入り、〈ドント・ストップ・ティル・ユー・ゲット・イナフ(今夜はドント・ストップ)〉と〈ロック・ウィズ・ユー〉は“ベスト1”になった。〈オフ・ザ・ウォール〉は業界のレコード売り上げ不振の折、700万枚の消費者の手に渡った。


マイケルはこれを非常に誇りにしていた。マイケルは1980年度のグラミー賞を総なめにするのではないか、と音楽業界は前評判でわきかえっていた。


マイケル、母、ジャネットそしてあたしは、あの2月の夜、テレビの授賞式の模様に見入っていた。


あたしたちの期待に反して、マイケルはノミネートされた3部門のうち、1部門、“ベスト・メール・R&Bボーカル・パフォーマンス”で受賞しただけだった。


他の2部門の受賞者が発表されたあと、マイケルが椅子に腰をうずめ、孤独とみじめな思いで画面を見つめ、そのほほに涙が伝わっていた光景は忘れることができない。


「どうして、こんなことができるんだ。間違っている!」と弟は泣いた。あたしたちも非常に残念な気がした。


同業者間では競争も激しく、マイケルは押し潰されたのである。マイケルは、自分の芸術的な才能以外の理由でグラミー賞を落とされたのだ、と思った。


音楽業界は、ほかの業界と同じように政治的である。グラミー賞は、才能よりもパワーを持っている人に与えられることもあるのだ。


グラミー賞のような権威ある賞を、21歳のマイケルが受賞するのは早すぎる、と業界は考えていたのではないかとマイケルは推測した。


また残念ながら、黒人という人種の問題もあった。他の職業に比べて、創造的分野では人種差別は少ないと言えるが、それでも全くないというわけではなかった。


マイケルは何分か泣いたあと、涙を拭いてこう誓った。「こういうことは、ぼくには2度と起こらないようにする。史上最高の売り上げを記録するアルバムを作るんだ。そして、賞という賞は全部いただくんだ。見てろよ!」


母、ジャネットそしてあたしは、その言葉に何の疑いもはさまず、しきりにうんうんとうなずいた。
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悔しさをあらわにしたマイケルは、次回にものすごいアルバムを作ってやると宣言し、不屈の精神で成功を手にしていきますね。
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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第五章その1へ続く
 
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