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ラトーヤ自伝第六章その7ジャーメインのねたみ

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


フォー・ユー


その7

ユル・ブリンナーが来たときも、弟はほとんど話さなかったので、礼儀上、〈王様と私〉や子どものことなど、あたしがこの有名俳優を質問攻めにした。


きっと少しおかしいと考えた人もいると思う。〈オズの魔法使い〉の撮影中についた癖で、マイケルとあたしはよく同じような服を着ていたが、このことも人は不思議に思ったことだろう。


どうしてだかわからないけれど、1人が「ピンクのセーターと黒いパンツにしよう」と言い出すと、もう1人が「ステキ!そうしましょう。いっしょの服で見物だわ」といつも賛成するのだった。



1983年の初め、史上最高の売り上げ枚数になるだろうと弟が言っていたアルバムが、本当にその通りになろうとしていた。


《スリラー》は約5000万枚(※これは初期の頃の記録、現在はトータルで1億500万枚セールスしている)売れ、ヒットチャートの第1位が2曲《ビリー・ジーン》《ビート・イット》と“トップ10”入り5曲、〈スリラー〉(ウォナ・ビー・スターティング・サムシング〉、〈ヒューマン・ネーチャー〉〈PYTプリティ・ヤング・シング〉それにポール・マッカトニーと吹き込んだ〈サ・ガール・イズ・マイン〉を生み、前例のないことにグラミー賞を8つも獲得した。


しかし、マイケルにとって賞の数よりももっと重要なことは、音楽によって人種差別の壁が打ち砕かれることを〈スリラー〉が証明したことだった。


「あらゆる人種の人が必ずぼくを1個の人間として認め、“これがマイケルだ、彼のレコードが好きだ、皮膚の色なんてどうだっていい“と言ってくれるようになると思う」と予言していたが、それが実現したのである。


〈ビリー・ジーン〉と〈ビート・イット〉用の目もくらむようなビデオは、ミュージック・ビデオ専門の有力ケーブルテレビ“MTV”から、事実上黒人アーティストを締め出していた白人と黒人の境界線を飛び越し、あらゆる世代の黒人タレントに道を開いてくれた。


その春、モータウン25周年テレビ特別番組のために行ったマイケルの〈ビリー・ジーン〉の公演は、音楽市場重大な出来事の1つになった。


スパンコールのついた黒いジャケット(もともとあたしが母に買ってあげたものなのに!)を着て、ステージを端から端までムーンウォークで歩いたマイケルは、恐らく世界が絶対に目覚めることのない不思議な魔法をかけたのだ。


その夜、マイケルはすっかり有頂天になって家に帰ってきた。当然のことだけど、誰がどうしたこうしたといったゴシップ、特にシュープリームスが復活したのにダイアナ・ロスとメアリー・ウィルソンがステージでちょっと口喧嘩したことなど、話したくてうずうずしている様子だった。


モータウンがマイケルに、ジャクソンズの他のメンバーと〈モータウン25・家スタディ・トゥディ・フォーエバー〉に出演する話を持ちかけてきた時、マイケルは最初断ったけれど、それは会社やベリー・ゴーディに敵意を抱いていたからではなかった。


1970年代半ばにシリーズで放送されたCBSのミュージカル・コメディ〈ザ・ジャクソンズ〉以来、マイケルはテレビというものに熱意を失っていた。

motown25-2.jpg


テレビ出演の夜を、人々はマイケルがグループに復帰した日と思いがちだが、戻ってきたのはジャーメインだった。


マイケルはソロ・アーティストとして大喝采を浴びていたけれど、専門的にはいまも相変わらずジャクソンズの5人の1人である。


ジャーメインが弟を妬んでいたことは言いたくないが、マイケルが新しいアルバムを苦労して作っている間、必ずしも協力的ではなかった。家族会議ではすねてこう言っている。


motown25-1.jpg


「マイケルはずっと〈スリラー〉にかかりっきりで、時間を無駄にし、何かやろうとしない。音楽産業は不振で、すべてが下降気味だ。おまけにこのアルバムはくだらない歌の寄せ集めだ」


「そんな言い方はよして」と、あたしは抗議した。「素晴らしいアルバムよ。世界中でヒット・アルバムの1枚になるってマイクは言ってるわ。信用できないの?」


「ああ、マイクはいつも夢を見ているんだ。ピーター・パン物語のようにな」ジャーメインは見下すように手を振り、「みんながマイクの肩を持つ。ラトーヤはマイクとにかわみたいにくっついている」と続けた。

motown25-3.jpg


ときどき兄はこんな口調になると、あたしの肩をつかんで椅子に押し倒し、「さあ、話を聞け」と命令するのだった。

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結束の固いジャクソン兄弟ですが、その中でジャーメインは自己顕示欲がわりと強そうな感じがしますね。しかし、ルックスも歌もかなりのものですから、そりゃそうも思いたくなるかもしれませんね。
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ラトーヤ自伝第六章その8へ続く

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