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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第一章その2

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー 第一章  その2


インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


第一章 その2


ポリオのせいで母は自意識過剰となり、男の子に対しても引っ込み思案になった。だから、ジョーゼフ・ジャクソンという校内一のハンサムボーイとの、まさに最初のロマンスに、ひとりひそかに胸を高鳴らせていたのだった。


やがて1949年、2人は結婚した。実家から東に4~5キロ、同じインディアナ州のゲイリーで新居を持った。ゲイリーはミシガン湖南岸の製鉄都市である。


おかしなことにこの両親がどんなふうに出会い、恋に落ちたのか、二人ともめったに語ってはくれない。


たいていの子どもは、その種の家族物語はうんざりするほど聞かされるものなのに、わが家ではそんなことはなかった。


たとえばマイケルが自伝『ムーン・ウォーク』を書いていた時、マイケルとあたしは、母にそのあたりのことを、話してくれと何回も頼んだものだった。


「お母さんの話、ぼくの本に必要なんだよ」とマイケルは頼み込んだけれど、母はいつも何とか言って話をはぐらかしてしまった。


そんなわけで、あたしばかりでなく、誰にとっても、父ジョーゼフは実に謎多き人物であり続けているのだ。


わかっていることを書くことにしよう。
父はアーカンソーのいなかで、サミュエルとクリスタリー・ジャクソンの間に生まれ、40年代の終わりにイースト・シカゴに移って来た。


父の父は、当時の南部の黒人としては珍しく、際立った成績でミシシッピー州立あるコーン大学を卒業、そのあと高校の教師をつとめていた。


母のクリスタリーは生来の美しさと魅力にあふれた女性で、彼の生徒の一人であった。クリスタリーの母は、浮気っぽい娘も結婚したら落ち着くのではないかと思い、父親ほどにも年齢の離れたサミュエルに嫁がせたのだった。


ジョーゼフは、三男一女の長男であった。そのセクシーな笑顔、きりっとした眉、淡い赤毛とエメラルドグリーンの目は、女の子たちが言う“キャッチ”、つまり「すてきな結婚相手」としての憧れの的であった。


女の子たちがさかんに言い寄ったが、彼は振り向きもしなかった。「あの子は一人でいるのが好きだった。友だちもいなかったし、また、欲しいとも思わなかったのさ」と祖母が言っていたのを覚えている。


サミュエルとクリスタリーは離婚し、それぞれに別人と再婚、そして離婚、さらに二度目の結婚……とめまぐるしいほどだ。


クリスタリーは街を出歩くのが好きで、父は弟たちや妹の世話に追われ、少年時代を犠牲にしている。


以前に叔父から聞いた話だが、自分の母が夫以外の男たちといるのを見て、父は怒りと苦々しさを味わい、そんな母に関する近所の噂話を耳にして、すごくはずかしい思いをしたとのことである。


言うまでもないことだが、育ち盛りの一少年にとっての、理想的な、情愛あふれる環境とは遥かにかけ離れたものであった。


学校を出ると、ジョーゼフは一時プロボクサーとなり、怖いもの知らずのファイターとして地元で評判をとったことがある。


肩幅が広く、背は180センチを超え、力も非常に強かった。子供のころの、父に関する思い出は数えるほどしかないが、そのひとつは、父が四つん這いになり、その背中にわれわれ子どもたちがよじ登った思い出である。


あたしたちが互いにつかまりながらキャッキャッ笑っていると、父は「どうだ、お父さんは家族全部を運べるんだぞ」と自慢したものである。


ささやかな思い出のようだが、この思い出は、父があたしたちにどんな眼差しを注いでいたかを、たくさん語りかけているように思えるのだ。


父ジョーゼフは、子どもたちは常に自分のものであり、その子どもたちを支え、守ってやれるのは自分だけである、と感じていたかったに違いない。


インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリーその3へ続く

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