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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第五章その10ナイト・タイム・ラヴァー

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫

Latoya Jackson


その10

ところがその男の“コミットメント”とは、本人か誰かが罪を犯し、なんと“仮釈放”と関係のある言葉だとしだいにわかってきたのだった。


ジョーゼフは力づくでもマイケルにあたしの演出をさせようとしたが、マイケルは逆らった。


他人に対するマイケルの気前のよさはよく知られているが、家族の一員については自分自身の力で成功すべきだと彼は確信しているし、あたしも全面的に彼に同意している。


あたしはいつだってラトーヤとしての自分自身の成功を得たいと願っていたけれど、ジャクソンという有名な名に頼ってそうなりたいとは思わなかった。


マイケルとは家庭内ではほかの兄弟と同じように扱われているかもしれないけれど、大衆の目には力強く高くそびえるような存在で、誰もができればあやかりたいものだと思っている。


実のところ、あたしはアルバムのどこにでも出てくるジャクソンという名は、欲しいとさえ思わなかった。でも、父はジャクソンの名を利用しろと主張した。

Nighttimelover.jpg


父はしつこく何回も言い続け、気乗りしていなかったマイクを説得して、〈ナイト・タイム・ラヴァー〉という歌をあたしと一緒に作曲、プロデュースすることに同意させてしまった。


仕事をしているマイケルを見るのは魅力的なことだった。マイケルもあたしもピアノは上手ではないけれど、メロディくらいは弾くことができた。


マイケルは頭に浮かんだメロディをピアニストに伝えたりテープに吹き込んだりし、そのあとでそれぞれの楽器がスキャット(※歌詞を伴わない歌唱)していって、どんどん音を重ねていくというのがいつものパターンだった。


「ダー、ダ・ダ・ダー、ダー、ダ・ダ・ダー……、ドラムはそれでいこう、ベースは、ア・ダン、ダン・ダン・ダン、ア・ダン、ダン・ダン・ダンとこんな感じでな…」といった具合にマイケルはギター、キーボード、ホルンの各パートも聴いていき、それを全部声に出して繰り返すことができた。


とても人間業とは思えない光景だった。各パートが全部重ねられてプレイバックされると、楽器の代わりに声を使ったフルバンドのように聞こえてくる。


そのうちにマイケルは、どこにでもあるテープレコーダーにドラムの入りやフックの場所やらを口で説明しながら録音し、いわば歌の“書きとり”をやるようになるかもしれない。実際に聴いてみないと信じられませんよね。


レコーディングでは少しは冗談ぐらい出るのかと思っていたけれど、マイケルにとって作曲とは“真剣な仕事”である。


「用意はいいかい?」とインターフォンで伝わってくる声は、まるで違った人のような力のこもった感じだった。


「いいね、こんな風に歌ってほしいんだ……」と、マイケルはそのフレーズを正確に歌ってみせた。


そのトラックが終わったあとで、あたしの歌をプロデュースしたくなかったたった1つの理由は、「ジョーゼフがしろと言ったからだよ」と、彼は打ち明けてくれた。その言葉を聞けば、もう何も言うことはなかった。


編集録音が全部終わってテープを聴いたとき、あたしはとても喜んだ。でもマイケルはよくよく考えたあげく、録音の編集をやりなおした。


それもすばらしい出来だったけれど、前とは少し違う感じがした。あたしはマイケルを信頼し、マイケルはベストを尽くしたのだと信じた。


しかし、母は違うように受け取っていた。「マイケルは嫉妬してるのよ」と母は言った。


「あの子は家族の誰かが自分より大きくなるのを怖がっているの。だからスタジオに戻って、前と違うものにせずはいられなかったのよ。その証拠に前のほどよくないじゃないか」


母のこんなバカバカしい話は初めてだった。「お母さん、マイケルが悪くしたのか、それとも前の方が好きなだけなのか、あたしにはわからないわ。でも、マイケルはたぶん、こうしたらよくなると思ってやったんでしょう」


母の顔は「でもあたしの言うとおりよ」と言っていた。
「マイケルが嫉妬している?そんなこと信じられないわ」あたしはそう言って立ち去りながら、心の中でつぶやいていた。


“母は何をしようとしているのかしら。母はマイケルのことはよく知っているのに、どうしてあんなことが言えるのだろう」

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ジョーゼフだけには、指図されたくない!というマイケルの気持ち。彼の憤りはハンパではないものだったんだなぁ…(;一_一)

ラトーヤの「ジャクソンという有名な名に頼りたくなかった」というくだりも、日本では本当に誤解があって、ラトーヤの真意はまったく伝わっていないのが残念…

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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第五章その11へ続く
 
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