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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第四章その3マイケルのスケアクロー

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫

ベスト・オブ・ジャクソン・ファイヴ


その3



この時以来、あたしは麻薬類やアルコールの常用者が、いつも仲間たちと群れたがることを知った。その様子は、子どもたちが無理にでも仲間に入れようとするのと、ちっとも変わらなかった。


家にいるときは父が聞き耳をたてていたり、警備員に聞こえるところだったりして、うっかり内緒話もできなかった。


そこでマイケルとあたしは、互いにある程度のことはテレバシーで伝えるようになった。


二人の間では、一回ちらっと目を合わせることは1000語ぐらい話すことで、考えていることがお互いにすぐ通じた。


ニューヨークにいる時、あたしたちはすごく不思議な体験をした。マイケルはよくあたしに悪ふざけをしたが、あたしもマイケルをからかうのが好きで、互いによくふざけ合いをした。

twilight-zone0711.jpg


ある夜、あたしはディック・グレゴリーといっしょにある会合に出席し、マイケルは家でテレビを見ながらくつろいでいた。


〈トワイライト・ゾーン〉という番組で、マイケルは自己喪失になった男の話にすっかり夢中になっていた。


自分が知っていると思った人たちみんなから全くのよそ者として扱われ、ついに自分の存在そのものを疑うようになった男の話である。


マイケルはなぜかこのストーリーがすごく印象に残り、想像力をかきたてられた。


このときちょうど、あたしは帰宅してドアにキーを差し込んだところだった。あとでわかったのだが、マイケルはテレビの前に腰を下ろし、「ぼくはいったい誰だろう。ぼくは本当にこの世に存在しているのだろうか」と自分自身に尋ねていた。


どうしてそんなことをしたのか、さっぱりわからないけれど、あたしはマイケルが誰かわからないようなふりをしてしまっていた。


うつろな顔でマイケルを見つめながら、「あなたは誰?あたしの家でいったい何をしているの?」と尋ねたのだ。


マイケルはびっくり仰天してソファーに跳び上がった。「何言ってるんだ、ぼくはマイクだよ」


「でもあなたは誰?」
「マイクだったら」


「でも、あなたは誰?」
と、あたしは何回も繰り返した。
「ラトーヤ、こんなことしないでくれよ」とマイケルは頼んだ。


あたしはとうとう吹き出してしまった。「いやな人ね、からかっただけじゃないの」と言いながら、どうしてマイケルがそんなに動揺した姿を見せたのか、不思議に思った。


「いや、姉さんにはわからないだろうな」マイケルは大きく息をついて言い始めた。


「ぼくはこの〈トワイライト・ゾーン〉で自己喪失の男の話を見てたんだ。そして独り言を言ってたんだ、“ラトーヤが入ってきて、あなたは誰?って聞いたら、きっとびっくりして死んじゃうだろうな”って。姉さんはぼくに、心臓麻痺を起させるところだったんだぜ」

twilight-zone07112.jpg


1978年10月、ロサンゼルスで開催された映画〈ウィズ〉のプレミア・ショーを家族全員で観に行った。完成されたこの映画を観るのは、すごく心の躍ることだった。


そして誰の目にも、マイケルのスケアクローは素晴らしかった。だが、映画批評では冷淡にあしらわれ、興行収入でも大失敗に終わった。マイケルはすごくがっかりしていた。


というのも、映画業界はこの映画を、黒人映画の制作に大予算を組み、時間をかけるだけの価値があるかどうかを決めるための、リトマス試験紙として見ていたことをマイケルはしっていたからである。


映画の評判が芳しくなかったため、マイケルはすっかり気落ちした。しかし、持ち前の性格から、肩をすくめてこう言った。


「まあ、いいさ。いつの日か、また別の映画に出演してみせるよ。そのときはもっといい映画になるさ」

0711-michael jackson34


そのころ、マイケルはこの4年間で初めてのソロアルバム〈オフ・ザ・ウォール〉に没頭していた。


同時に、マイケル、ランディ、マーロン、ティト、ジャッキーの5人は、ザ・ジャクソンズ最初の完全に自分たちで作曲し、プロデュースしたLPの準備にかかった。


これは、ジョーゼフが勝ち取った創造の自由であった。〈ディスティニー〉の大成功が確実なものになるにつれ、ジャクソンズがモータウンを離れたことは正しかったとわかった。


すでに最初の2枚のエピックレコードによるLP(〈エンジョイ・ユアセルフ〉〈ジョー・ユー・ザ・ウェイ・トゥ・ゴー〉〈ゴーイング・プレイシィズ〉)から、ヒット・シングルが何枚か出ていた。

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オフ・ザ・ウォール、その後のクインシ―との出会いをラトーヤはどんな風に描いていくのでしょう?……ニューヨークのアパートでテレビを観てくつろぐマイケルなんて、ちょっと意外な部分もあったんですよね。
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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第四章その4へ続く
 
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非公開コメント

のんびりしていたんですね~教えて下さりありがとうございました(。_。)
マイケルが女性陣にお説教なんてちょっと可愛い。。。

ラトーヤの様子

ラトーヤ自身のことは母キャサリンの著書『マザー』に「テレビの前でのんびりしているラトーヤ、ジャネット、そして私に対して、マイケルが説教をした…『大事な時間を無駄に過ごしてるっていうことがどうしてわからないんだい!』とあの子は怒りました。…

と書かれてある章がちょうど映画「ウィズ」出演の頃ですね。

マイケル、ジャクソンズ精力的に活動してますね(^^)
ラトーヤはこの頃何か活動してたのでしょうか…
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