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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第四章その2コカインの誘惑

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


息子 マイケル・ジャクソンへ ~天国への遺言状~

その2

監督の声が響くと、マイケルは母のところに駆け寄ってきた。そして、「母さん、映画なんだよ、全然心配ないんだから」と笑いながら安心させるように言った。


ところが母は頑固だった。「マイク、うっかりして刃がすべることだってあるんだよ。そしたら事故になるじゃないの。お願いだからやめて!」


「母さん、あの刃はぼくじゃなくて人形(ダミー)の中を通っていくんだよ」
「そんなこと知らないわよ。とにかく何が起こるかわからないんだから」



そんなわけで、結局このシーンは母のいないときに撮り終えた。誰が何と言おうと、特殊効果を使った撮影はうっかりすると事故につながるという母の心配は、少しも和らがなかった。


6年後、マイケルがテレビコマーシャルの撮影でひどい火傷を負ったとき、その母の心配は現実のものになったのである。PEPSIの事故の記事


マイケルとあたしは、この映画に出演していたほかの人々、たとえばディック・グレゴリー、ニプシー・ラッセル、クインシー・ジョーンズたちと親しくなった。


世間の人もそうだが、この人たちもあたしたちをいわゆる“世間知らず”と見ていたようで、まるで実の叔父さんのようになにくれとなく面倒を見てくれた。


ディックは形而上学(けいじじょうがく)からテレパシー、栄養についてまで何でも教えてくれて、あたしたちは早速、毎日ビタミン剤を飲まされることになった。


毎朝マイケルはビタミン剤を50錠、一気にぐいっと飲み込んだあと、あたしが1錠か2錠ずつ1時間ほどかかって飲むのを笑いながら眺めていた。


ニューヨークのアパートには家から連れてきたボディーガードや使用人がいて、まるっきり2人だけの生活というわけではなかった。


でもロサンゼルスのころに比べれば、よく外出するようになった。ディスコ・スタジオ54は、ニューヨークでは当時いちばんヒッピー的な雰囲気のする夜の社交場で、あたしたちも何度か行き、踊っている人々の中を自由に動き回ったことがある。

0710latoya3.jpg


常連客の、ハルストン、アンディ・ウォーホール、ボブ・マッキ―、トルーマン・カポーティ、ビアンカ・ジャガー、ライザ・ミネリともそこで知り合った。


見るもの聞くものすべてが驚きだった。あたしの家族は何年も芸能関係の仕事で生きてきたのに、マイケルとあたしも麻薬類についてはこっけいなほど、無知だった。


ライザはあたしの知っている女性の中で、いちばんといっていいほどの感じのいい、純真な人だが、そのライザと遅くまでいっしょに過ごして帰宅してくると、マイケルが感心したように言った。


「ニューヨークの人たちって驚きだね。全然、疲れというものを感じないみたいなんだ」
「そうねえ、本当にそう」


「あの人たち、明け方5時に朝ごはんだなんて、信じられるかい?ぼくらの生活も決してまともじゃないけど、そのぼくでさえ、この人たち妙だなって思うんだ。それにあの人たちいつもあんなに笑って、愉快そうにしてる!」


「それって、ニューヨークではきっと、当然のライフスタイル(生活様式)なのよ、マイク」


あたしたちは何も知らなかったのだ。スタジオ54に通い始めたころ、共同経営者のスティーブ・ルーベルがVIP用の奥の個室に案内してくれた。


周囲を見回すと、踊っていた人たちが一休みして、頸(くび)にぶら下げていた色つきの小さなビンを鼻につけて何かを吸い込んでいた。


何か最新流行のアクセサリーだと思った。ビンの中にコカインが入っているなんて、全く思いもよらなかった。


「やってみるかい?」
と耳元で誰かが押し付けるような口調で言った。


「いえ、結構よ」
「きみはどうだい?」
「いやぼくも結構」とマイクは答えた。


信じられないだろうが、あたしたちはコカインがいかなるものかを知らず、どんな形なのか、どう使うかも知らなかった。


でも二人とも、何か間違っていると感じ、落ち着かない気持ちになった。みんなの笑いも不自然で、会話も何だか無理矢理に交されているように思われた。


この時以来、あたしは麻薬類やアルコールの常用者が、いつも仲間たちと群れたがることを知った。


その様子は、子どもたちが無理にでも仲間に入れようとするのと、ちっとも変わらなかった。
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麻薬などの誘惑に負けずにいた二人、本当にまじめで純粋で、それは現在も、ですね。
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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第四章その3へ続く
 
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非公開コメント

本当に自分をしっかり持って、進むべき道をすでにイメージしていたんでしょうかね~~♪

流されるのは簡単でしょうからねぇ(^-^)

スタジオ54の事をキャサリンが知ったら撮影現場の騒ぎどころじゃないでしょうね(;^_^)ラトーヤはその場の雰囲気に流されず客観的に見れてエライ!拍手です。。。
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