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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第三章その16崖っぷちのジャクソン・ファミリー

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


The Official Michael Jackson Opus




その16

モータウンには面白くない存在だった。しかし、外から見る限りでは兄弟たちはジョーゼフに何もかも一任しているようなので、ジョーゼフと取引するほかないと会社側にはわかっていた。


兄弟たちを含めたモータウン専属の歌手たちは、会社がダイアナ・ロスとシュープリームス、スモーキー・ロビンソンとミラクルズのような特定の歌手ばかりに肩入れをして、他の歌手仲間の団結をかき見だしていると不満を口にしていた。


これが、歌手どうしで喧嘩をやらせて会社には反対させない、という方法だった。会社はマイケルと、ジャーメイン、ジャッキーの3人にソロを歌わせることで、それとなく人目に立たぬような落ち着かない状況を作り出そうとしていた。


そうすれば、グループの中に競争心が生まれ、歌手や家族の仲を引き裂くこともできると思ったのだ。


モータウンにとっては、レコード・レーベルに誰でもいいからとにかくジャクソンという名が印刷され、金になりさえすればよかったのである。


ジャーメインを除き、ほかの兄弟全員が父に賛成した。ジャーメインはもともとマネージャーとしてのジャーゼフをあまり評価していず、それに今はベリー・ゴーディ家の家族の人になっていた。


兄弟たちは、意見は違っていてもその忠誠心には敬意を払っていたのだが、モータウンがこれまでジャクソン5にどんなことをしてきたか少しも気づいていないジャーメインの態度には弱ってしまった。


マイケルも、「たった今、何が起きているかなんだよ、ね?ジャーメイン。そして、これからどうなるのか、ということなんだよ」と尋ねていた。


すぐにもヒットチャートの上位にカムバックしない限り、残りの人生はラスベガスで時代遅れの興行チェーンをぐるぐる回って行き詰るしかなかった。


兄弟たちの誰もが、歌手としての成長をやめるにはまだ若すぎると思っていた。



ジャーメインが反対したのにもかかわらず、ジョーゼフはレコード会社を物色しはじめ、1975年3月にモータウンとの契約が切れると、CBSレコードの1部門であるエピックとの契約に署名した。

0701-jacksons_philly_1975.jpg
(エピックと契約時の様子)

新しい契約には自由に作曲できる権利や、著作権を全面的に認める条項が含まれていて有利だった。


父がマネージャーとして使った手段は、あとから考えるとずいぶん問題もあったが、父が兄弟のためにこれまでやってきたことの中では、これらは非常に抜け目がなくしかも機転の利いたものだった。


ジャクソン5があのままモータウンにとどまっていたら、マイケルや兄弟たちの人生物語は全く違ったものになっていただろう。


エピックとの契約は、その夏、マンハッタンのレインボーグリルでの記者会見で発表された。家族はほとんど出席したが、ジャーメインの欠席が人目を引いた。


レポーターにその息子の欠席について尋ねられた父は、ジャーメインがグループと共に活動を続けることを確信している、と答えた。


ジャーメインはこれまでいつだって父のお気に入りだった。父は恐らく心の中で、ジャーメインがグループを離れはしないかと、心配していただろうと思う。


ある夜、ラスベガスの楽屋でジャーメインは、「ぼくはモータウンを離れない。ぼくたちはモータウンでデビューしたんだ。離れないよ」と意思表示をした。


みんながショックを受けた。自分の家族だけでなく、ふたつの家族の気持ちを考えなければならないジャーメインの立場もわかる、とみんなは言ったが、意志強固で守りも固いジャーメインはいろいろとモータウンに残る理由を述べたてた。



「ベリーはぼくたちを仕込んでくれた。ぼくたちをデビューさせてくれた。彼のもとを去るのは間違っている。もしベリーがいなかったら、ぼくたちは今のように有名にはなっていなかったんだからね」


ジョーゼフは落ち着き払って、「ジャーメイン、言ってることはどれも立派だ。だが、これからの人生、ポケットに一銭の金も要らないと言うのか?」と言った。


ジャーメインは、ジャッキー。ティト、マーロン、マイケル、そしてランディへと目を移して言った。「みんな、どうしてベリーにこんなことができるんだ?すごく悪いことなんだぞ」


「やりたいことができる自由がなくちゃね」とマイケルが思い切ったように言った。

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ジャーメインと他の兄弟とが意見を異にし、この出来事により、マイケルの心がしっかりと別のものへと変わっていく瞬間ですね。
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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第三章その17へ続く
 
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