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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第二章その10



インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


第二章 その10


この広々とした屋敷には、離れになったゲストハウス、劇場、使用人部屋、プール、きれいに刈り込まれた庭、バスケット用とバトミントン用のコートなどがあった。


時が経つにつれて、あたしたちはいろいろな改良を加えていった。例えばレコーディングスタジオ。これは目先の利く父が、モータウンでスタジオ代を払わなくても、息子たちに作曲やレコーディングができるようにと付け加えたものだ。


このスタジオの隣りはあたしたちの言う“キャンディ・ストア”でアイスクリームやスナックがわんさと置かれていた。子供時代の夢である。


外回りを見ただけで、このバカでかい家の支出がわが家にとってどんなに莫大なものだったか、いつも思い出された。敷地の境界には高い堀が巡らされていたし、表門にはこれ見よがしに電動ゲートがそびえていた。


詰所には警備員のチームが配置され、監視カメラが地上くまなく目を光らせ、不遜なのぞき見連中を見張っていたのだ。


こんな万全の警備策を講じても、母とジョーゼフは本当に安全だとは信じていなかった。


あたしたちは、インディアナ州にいたころより外出機会がむしろ少なくなっていた。


カリフォルニア州では16歳になれば法律で車の運転が許されたのに、例外はジャーメインだけで、あとの者はずっとあとになるまで運転はさせてもらえなかったのである。


あたしたちを世間から隔離させておきたいという父の執念は、あたしたちの全生活にしつこくつきまとった。


70年代を家に留まされたあたしたちは、もう成人になっているのに専用の電話をひくことさえ許されなかった。


兄たちは、“モータウン・ベイビーズ”というグループと親しくしていたが、それはベリー・ゴーディの子どもやダイアナ・ロスの弟、それに他の会社の重役や芸能人の10代の子どもたちで結成されたグループだった。


マイケル、ランディ、マーロン、ジャネット、それにあたしの5人はいつも家に残されたが、それまで以上に互い結びつきは固くなった。


ときにはクラスの友だちを家に招待しようと思ったが、ジョーゼフが帰ってきたときに友だちがいたらどうしよう、大声で怒鳴っていたりわめいたりしたらどうしよう、誰かを叩いたらどうしよう、友達はそんなあたしたちのことを何と思うだろう-----------などと考え、いつも取り止めてしまうのだった。


ほかの子どもたちの目の前でバツの悪い思いをし、恥をかくのでは?と予想するだけで、心がひどく痛んだ。だからあたしはこれまで友だちは一人も持っていなかったし、このほうがいいのだと自分に信じ込ませるのも簡単だった。


ジャクソン5が40を超える都市を回った1971年夏のツアーが終わると、モータウンは12歳のマイケルの初めてのソロシングルで、ミリオンセラーとなった〈ゴッド・トゥ・ビー・ゼア〉を発売している。

rolling stone3


マイケルが他の兄弟たちの影を薄くしたことは否定のしようがなく、その天子童子ケルビム(てんしどうじ)のような顔は『ローリング・ストーン』他数々の雑誌の表紙を飾った。


普通の家庭だと、こういった一人だけが注目を浴びるようなことは嫉妬やライバル意識を生むものだが、ジャクソン家ではそんなことはなかった。


ティト―、ジャーメイン、特にジャッキーなど、マイケルがどうしてずば抜けて注目を集めるのか、みんなよく理解していた。


自分自身も素晴らしい歌手のジャッキーは、“マイケルが5歳の時からすでに自分たちのグループリーダーになるとはっきりわかっていたよ”、と当然のことのように人に話していた。


兄弟の中で最も音楽に献身的でしかもただひとり正式に音楽の勉強をしたティト―は、自分の在り方に自信を持っていた。

rolling stone2


ジャーメインも同様で、舞台ではソロで歌ったりマイケルとデュエットしたりしていた。


しかし、マーロンはこの再編成騒ぎの中で自分を見失いかけていた。ステージがないとき、彼はふざけ回ったりわざと目立つ行動をとったりしていた。



子どもは誰でもそうだろうが、彼も人から注目されたかっただけだった。ただ問題は、彼がマイケルとよく比較されたことである。


年も接近していたし、それに当時2人がよく似ていたせいもあったかもしれない。


マーロンが弟に対してライバル意識を持つのは避けられないことだったと思うが、母はこのことではいつもマーロンを叱っていた。



インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第二章その11へ続く
 
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マーロン

マーロンって、可愛くて人懐っこい笑顔がいいですよねぇ~♪

> セレブとは裏腹に隔離された生活を強いられていたんですね…マーロン!ライブではいつもパワフルなパフォーマンス見せてましたよね~スゴイ「憎めなくていい奴」って感じです。。。

セレブとは裏腹に隔離された生活を強いられていたんですね…マーロン!ライブではいつもパワフルなパフォーマンス見せてましたよね~スゴイ「憎めなくていい奴」って感じです。。。
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