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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第一章その14

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


第一章  その14


ソウル界のゴッドファーザーと呼ばれたアイドルのジェームズ・ブラウンの言葉には、みんな熱心に聴き入ったのだった。


あたしは一度、兄弟たちがシカゴのリーガル劇場で歌っているのを見たことがある。ウェディングケーキを思わせるような、華やかな天井のある大きくて古い劇場だった。


どっしりとした幕が上がると、なんと!大舞台の上には兄弟たちがカラフルなスポットライトを浴びて立ち、見も知らぬ何百という人々が起ちあがって、「もっと歌って!」と、ジャクソン5に向かって大歓声をあげているのだった。


そんな早いころから、兄弟たちはすごく上手で、洗練され、人を興奮させる才能を持っていたので、人々はつい、彼らがまだうんと若いことを忘れてしまっていた。


忘れてならないのは、1967年の当時、最年長のジャッキーが16歳、すでにスターだったマイケルにいたっては、わずか6歳だったことである。


ステージの上では、5人は何年間も同じポジションを決めていた。ステージ右手にはティト―がギターの上に身をかがめ、真ん中には一番背の高いジャッキーが、傍らにマーロンとマイケルを従え、左手にはベースのジャーメイン、といった具合である。


キーボードはロニー・ランシファー、ドラムにはジェニイ・ジャクソン(血の繋がりはない)が、当時から1980年代まで加わっていた。

jackson5.jpg


ジャクソン5の才能にとっての本当の試練は、その次の年、かの有名なアポロ劇場での〈水曜の夜のアマチュアコンテスト〉で、第一位を獲得した時にやってきた。


そのころまでには、彼らはデトロイトのフォックスやフィラデルフィアのアップタウンといった、伝統のある黒人劇場に出演してかなり名を知られるようになっていた。


だが、黒人アーチストにとってアポロ劇場とは、自分がアマチュアではなくてプロであることを証明する、最高峰の関門であった。


ニューヨーク市のハーレム街西125番地にあるこの劇場は、世界でも最も目の肥えた厳しい聴衆を誇りとし、下手な出演者は再起不能になるほど野次り倒されてしまう。


このアポロ劇場でのアマチュアコンテストの夜に優勝を勝ち取れば、すでにプロの道は開けた、と言えるだろう。


それを、わが兄弟たちは成し遂げたのだ、そして、プロの道を歩み始めたのだ。


やがてジョーゼフは、自分の時間をすべて息子たちの将来のために捧げようと、製鉄工場の仕事を辞めてしまった。


あなたがたは、あたしの両親が典型的なステージママやパパだと思われるかもしれないが、それは違っている。


その後ハリウッドに引っ越し、ほかの若いエンターテイナーやその家族に出会ってから、あたしたちは初めて実際のステージママやパパらしき人々を見た。


それらの多くの人々が、ただ自己満足のために子どもを無理やり芸能界に押し込み、その子どもの成功に乗じて、のうのうと暮らしていることもわかった。


ジョーゼフはプロのミュージシャンになる夢を棄てたが、息子たちのためだけではなく自分自身のためにも、息子たちを勇気づけ励ましていた。


忘れてならないのは、当時父が仕事を辞めたことは、経済的に大きなリスクを負ったということである。


そうすることが、息子たちに愛情を表現するジョーゼフの方法、おそらくは唯一の方法だったのだろう。


子どものころに5人が過ごした歳月は、ほかの子らのようにのんびりしたものではなかったが、歌や演奏は大好きだった。


両親も彼らの成長の各段階で、いつも応援を惜しまなかったし、彼らもそれには感謝している。


彼らがこんなにも広く世に知られるようになったことを考えると、現在では、ジョーゼフの精力的な厳しいマネージャーぶりも、彼らはきっと少しも恨んだりはしていないだろう。


ただみんなが思うのは、ほかにもう少し違ったやり方もあったのでは、ということだけである。


父が決めていた次のステップはレコードだったが、その年、ジャクソン5は最初のシングルレコードを出した。


インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリーその15へ続く

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