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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第一章その6

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


第一章  その6


ある日、起こるべきことが起きた。ティト―が弦を切ってしまったのである。「あー、どうしよう」と全員が泣きべそをかき、パニック状態に陥ってしまった。


「ジョーゼフが知ったら大変だぞ」誰かがぶたれるんだ。わが家では、罰を食らうとなったら一度やそこいらのビンタや、オシリ打ちでは済まなかった。


言いたくはないが、父はひどく暴力的で、ベルトでぶったり、平手打ちしたり、拳固でなぐったりしていたのだ。

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それからの午後のひととき、あたしたちはみんなびくびくしながら、時計ばかりを見守っていた。


ジョーゼフが帰ってくると、母はすぐ父をわきへ連れて行って言った。「子どもたちの一人がね、はずみでギターの弦を切ってしまったの…」


父は足音荒くクローゼットに歩み寄り、愛用のギターを取り出すと、切れた弦を指で触れながら吠えるように言った。


「いったい、どういうことなんだ、これは?」


母が、父の横からとりなすように言った。「ジョー、この子たちには才能があるのよ。それにティト―はギターが上手なの」


「そんなことは聞きたくない!」父の怒鳴り声が部屋中を震わせた。「ジョー、この子たち、ほんとに才能があるのよ。ほんとだったら」


父は思い直し、ギターをぐいっとティト―の手に押し付け、「よーし、何ができるか、やってみろ」と命じた。


ティト―は両の頬に涙を流しながら、おずおずとあるメロディを弾き始めた。と、ジョーゼフの硬かった表情が、ふっとゆるんできた。


妻の言葉は正しかったのだ。ティト―には確かに才能がある。それに、彼にはすぐ、ティト―だけでなく、子供たち全員が素晴らしい才能の持ち主だ、とわかったのだった。


特にマイケルだ。マイケルはまだヨチヨチ歩きのころ、鏡の前でジャーメインの歌や動きの真似をしているところを、母が目にしたことがあったほどだ。


それに、5歳のときには、幼稚園の発表会で「サウンド・オブ・ミュージック」の“クライム・エブリ・マウンテン”を歌い、生まれて初めての全員総立ちの大喝采(だいかっさい)を経験している。


やがて、そのマイケルとマーロン、ジャッキー、ジャーメイン、それにティトーの5人は、地元で演奏や歌を聞かせ始めた。


これは父のおかげだが、父は子どもたちの真剣さを認め、一人一人に新品の楽器一式を買い与えた。


ティトーにはギター、リードボーカルのジャーメインにはベースギター、そしてジャッキーにはマラカス、それにアンプとマイクロホンも揃えた。マーロンとマイケルは歌と踊り担当である。

趣味で始めたものが、すぐに仕事に変わっていった。


インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリーその7へ続く

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