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べーツ・モーテルから逃げおおせるラトーヤ自伝第八章よりその15

インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫

(前頁より)
「約束してくれるね」と彼は少年のように聞いた。「絶対に戻ると約束してくれるね」「もちろん約束します」やっとフィルの気がおさまり、しぶしぶとラーチにあたしを行かせるように命じた。


第八章その15


あたしは何げない振りをして、ぶらぶらとドアの外に出た。しかし、ひとたび彼らから離れると、あたしは一目散に逃げた。どうか神様、車の中にキーがありますようにと念じた。


運よく鍵があり、あたしは急いで車の中に飛び込み、ドアをロックし、エンジンをかけた。後ろを振り返ると、フィルが戸口に立っており、あたしに戻るように手招きをした。


次いで、ラーチに大声で「彼女をつかまえろ!つかまえるんだ!門を閉めろ、彼女を出て行かせるな!」と叫んだ。


あたしはペダルを踏んでスピードをあげ、ちょうど閉まる前に鉄の門をくぐり抜けた。そのあと、慎重に狭い道を下っていった。


あたしはがたがた震えながら運転し、ランディの元ガールフレンドの家に行ったが、ジュリーは留守だった。さて、どうしようか。  今度はジャックの家に行ったが、同じく留守だった。


エンシノに帰るにはひどく取り乱していたため、しばらく同じ場所をぐるぐる車で回っていた。再びジャックの家の前を通ると、明りがついていた。彼がドアの所で返事をすると、あたしは玄関の広間でへなへなとくずれた。


「いったいどうしたんですか?」とジャックは当惑して尋ねた。
「お願い、助けて」とあたしは息を切らした。「助けて!」
「何、何が起きたんですか、ラトーヤ」


「フィルよ、フィル・スペクター」

ジャックは、「もう、言わなくてもいい」といった表情をした。「ご両親に電話をかけて、大丈夫だと知らせてあげなさい。後は万事オーケーだから」


彼は、エンシノにダイヤルして、あたしに受話器を渡した。「あたしのことは心配しないで、大丈夫だから」そう言うのが精いっぱいだった。


あたしがフィルの家から逃げ出したとたん、フィルがあたしの両親を電話で脅迫したことは全く知らなかった。彼は父に、「彼女をそこでかくまっているんだろう。わたしのところへ帰さないつもりだろう!彼女は戻ると約束したんだ。今から、そっちへ出かけて、お前の頭をピストルで撃ち抜いてやるから!」と絶叫した。


ジョーゼフについて一言言えるのは、誰も彼を脅すことができなかったことである。「やれるならやってみろ」とジョーゼフは威嚇した。「オレがそっちに行って、きさまの頭を撃ち抜いてやるんだから!」


「そうかい、それならオレはマグナム銃で待っているからな!来れるものなら来てみろ!」


その夜遅くなってから知ったことだが、そんなやり取りの最中に、あたしの電話が自宅に入ったのだ。だから、当然のことながら両親はフィルがあたしを人質にして、あたしに大丈夫だと言わせたのだと思ったのである。


両親はあたしの電話のあと、すぐに心配し始めた。というのは、あたしがまだフィルの家におり、フィルはあたしに話しかけているようなふりをしたからである。父は警察を呼ぶ、とわめいた。本当に大混乱だった。


気を持ち直したあと、あたしは自分で車を運転して家に帰った。玄関の中に入り、重い足取りで階段を上がって自分の部屋に行くと、母、ジョーゼフ、マイケルそれにジャネットが集まって心配していた。


その奇怪な夜の出来事を一部始終話すと、映画今日のマイケルはこう言った。
「ラトーヤ〈サイコ〉の中のべーツ・モーテルってなにか知らないの?人が殺される場所だよ」


「そして、絵の中の目がくり抜かれていた点だけど…」と、ジャネットはすぐに気がついたように話した。「あの映画の中でも、のぞき穴があったわよ」


わざわざ〈サイコ〉なんか観る必要はありません。あたしはたった1人で、あの恐い2,3時間に耐えたのだ。悪夢はとっくに過ぎ去ったのに、それからしばらくの間、後遺症が残った。


次の、1,2か月の間、あたしは1人で家にいることができず、明りをつけてジャネットといっしょでない限り、自分の部屋で寝ることもできなかった。


家の中で安全にいられることのありがたさを、しみじみと考えたあの頃のことは、いつまでも忘れないだろう。

---------------
ジョーゼフ父、子供の言い合いみたいですがすごい勝つ気満々で<(_ _)>
べーツ・モーテルばりのフィル・スペンサー家であるじは何をしたかったのかしら?

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ラトーヤ自伝第九章その1へ続く

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Re: No title

ありがとうございます。
待っていてくださって感謝です!

> 有難うございます。続きが読めて嬉しかったです。ラトーヤの本楽しいです。

Re: No title

ラトーヤって可愛い人ですよね、続き頑張りますね。
ありがとうございます!

> 有難うございます。続きが読めて嬉しかったです。ラトーヤの本楽しいです。

Re: No title

読んでくださりありがとうございます。
ぼちぼち、頑張りますね!

No title

有難うございます。続きが読めて嬉しかったです。ラトーヤの本楽しいです。
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