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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー第一章その4

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インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリー
(1991年9月10日)
原題「LA Toya: Growing Up in the Jackson Family」
著者 ラトーヤ・ジャクソン 訳 高橋伯夫


第一章  その4


それなのに、父ジョーゼフは、あたしたちが他人の子どもたちと交わることを許さなかった。両親は、あたしたちの将来は教育と勤勉、そして厳しい躾にかかっていると信じ込んでいた。


ほかの親たちは、できるだけのことは家庭でしてやり、あとは、どんな悪影響が待ち受けているかもしれない世の中に送り出し、子どもたちが最善を尽くすのを祈るばかりである。


ところが父は、子どもをそんな運にまかせるようなことはしなかった。父は自分の家庭を世間から遠ざけ、わが家だけを自分たちの世界にしたかったのだ。


まだ未熟な子を守りたいという親の心はよく理解できるが、父ジョーゼフのやり方は極端すぎたと言える。


ジャクソン家の子どもたちは、誰一人として甘やかされたことはなかった。


ウィークデーの朝は、父が仕事に起き、足音高く家中を回って子どもたちを起こす5時に始まった。


あたしたちは寝ぼけ眼でベッドから降り、決められた家の仕事に取りかかった。


「わたしが働いているんだから、子どもたちだって働かなくちゃいかんのだ」と、父はそんな理屈を言っていた。


ひどく天気が悪いときでも、父は男の子たちに命じて表の落ち葉かきや雪かきをさせたり、大して意味のない仕事、たとえば煉瓦を積み重ねたり、くずしたりする仕事を、登校前にさせたりするのだった。

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いちばん年上だったリービーは、第二の母の役目を引き受けて下の子どもたちの面倒を見、残りのあたしたちは交代で食器洗いやアイロンがけ、それに掃除である。


あたしの仕事の一つは、母の料理の手伝いだった。父に言わせると、「おまえは女で、女の居場所は台所だ。だから、コーンブレッドの作り方を習っといたほうがいいんだぞ」となるからだった。


そこで、あたしはマフィンやコーンスティック用の鍋に、オイルを塗ったりしていたわけだった。


でも、子どものころ無理やりに覚えさせられたことなんて、大人になってみるとすっかり忘れているとは、まことに皮肉なものである。


現在のあたしには、たとえ食べなければ死んでしまうと言われたって、コーンブレッドひとつ料理できないだろう。


朝食の後、着換えて歯みがきをすませると、あたしたちは言われるまま背の順に、ちいちゃな階段みたいな形に並んだ。


母は歯のチェック、父はそのあとを自分の部隊を閲兵(えっぺい)する将軍のように歩き、子どもたちの口のなかにスプーン一杯の肝油を含ませてやるのだった。


それから母が、その嫌なひどい味を消すために、リンゴを配ってくれた。なぜだかわからないがあたしは肝油がうまく呑み込めず、いつも「ペッ」と吐きだしたものだが、そうすると父が笑いながらあたしの口を力づくで開け、またスプーンを押し込むのである。


そんなとき父は、そんな子どもの災難に、何だかサディスティックな喜びを感じているに違いないように思えた。思いやりや優しさなんて、ひとかけらも無い人のように目に映った。


学校が終わると、すぐ帰宅することになっていた。クラスの友だちとおしゃべりしたり、家に遊びに行ったりもできなかった。驚かれるかもしれないが、正直言ってつい最近まで、友だちがいなかったことを残念に思ったりはしなかった。


あたしが一人っ子だったとしたら、また話は違っていただろうけど、兄弟は多かったし、周囲ではいつも何かしら起こっていたので、ちっとも寂しいことはなかったのである。


あたしたちは外に出ることを禁じられていたので、ひまがあれば、母の考案したゲームを楽しんだり、母が教えてくれた歌を歌ったりしていた。


”ユー・アー・マイ・サン・シャイン“ ”コットン・フィールド“ ”ダニー・ボーイ“、それにハリー・ベラフォンテの歌など、ずいぶんたくさん教えられたものだ。


母は実に見事な声の持ち主で、いちどは芸能界を目指したこともあったが、脚が悪いことを気にして思いあきらめたらしい。


★★★こんな風に厳しかったから、ジャクソンファミリーは若い時から、ドラッグ、セックス、アルコールにおぼれなかったんでしょうね…


インサイド・ザ・ジャクソン・ファミリーその5へ続く

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